日本生まれ日本育ちの純ジャパが初めて海外のスターバックスを訪れた日

ゴールドラッシュ!シリコンバレー!サンタモニカ・ビーチ!

といえば(=・ω・=)

そう、アメリカ合衆国の中でも最大の人口数を誇る、カリフォルニア州!

セレブの巣であるロサンゼルス(Los Angeles)や、AppleやGoogleはじめ名だたるハイテクIT企業の聖地シリコンバレーがあるサンフランシスコ(San Francisco)など、数々の有名な都市が集う場所でもある。ヨセミテ国立公園などの自然や、映画ラ・ラ・ランドで一躍有名となったグリフィス天文台など、見どころもたくさん。留学先だけでなく、観光地としても人気も高い。

ちょうど6年前、2012年の秋頃。

19歳だった私は、人生初のカリフォルニア留学をスタートさせたばかりだった。

ロサンゼルス国際航空で、ピッカピカの青いパスポートを、ドッキドキしながら黒人の入国審査官に手渡す。迫力ありすぎてアメリカ人はみんな3mくらいあるんじゃないかと思ってたなぁ。マジで。「How long are you staying?(どのくらい滞在するの?)」というアメリカン・アクセントさえ聞き取れなくて、「Yes, staying.」って真顔で返答したら、笑顔で「Good luck! (頑張ってね)」と送り出してくれた優しい人だった。

さて留学先は、カリフォルニア州のサンタバーバラというところだった。アムトラック(Amtrak)という、当時スピードにも安全性にも全く信頼の置けない列車で、ロサンゼルスから3時間半ほど揺られたところにある港町。ビバリーヒルズにいるようなお洒落セレブの代わりに出迎えてくれたのは、どこまでも続く地平線と大量の海カモメだった。

↑これが着いた初日に撮った写真。

海やーん。何もないやん。

と思ったんだけど、大学のキャンパス周りには大手チェーンF&Bが充実していて。意外と飲み食いには困らなかったんだよね(=・ω・=)

その一つが、ココ。

Yes, みんなが大好き(?)スターバックス♪

大学キャンパスから徒歩5分くらいでたどり着けて、一番ネットが安定していたから、地元民より学生に人気の穴場スポットだったんだ。

今日はそんなスターバックスに初めて行った時のお話。

コーヒーって英語でどう頼めばいいの?

初めての海外留学あるある。その名も「留学マジック」。

「日常」とそうでないことの区別がつかない盲目さが原因で起こってしまうミラクル(頭お花畑)現象のことで、日本のほぼ裏っ側に飛んだ無知炸裂の私は重症だった。

スーパーで陳列されている醤油を見ただけで心踊ったり、日本人同士で会話が通じたりとか、本来なら「当たり前」のことが全て奇跡に思えてしまう。マクドナルドの店舗とか、何か「自分の知っているもの」を見ただけでも、謎の安堵感を覚える。

スターバックスを見た時も、そりゃもう喜びに小躍りしたくらい。

わぁぁぁスタバがあるー!!!(落ち着け)

本場アメリカからしたら、国際展開してる日本の店舗の方が「マジック」なんだけどね。その現実にすらモヤかかってた、かつての私。嬉々揚々として足を踏み入れた。店内に流れる、流行りの洋楽。日本でも洋楽は普通に流れてるけど、「マジック」に陥った人間は無駄に「本場のレディーガガだ!」みたいに高揚してしまう。音源は一緒なのにね。笑

まぁそれは置いておいて。

日本と変わらぬ雰囲気の店内に、幸せを呼ぶ覚ますコーヒーの香りが満ちている。

参考書を広げた受験生や、パソコン広げてホウレンソウの電話を入れる営業サラリーマンはいなかった。それよりも、迷彩柄パーカー姿の金髪女子とか、サングラスかけたジャスティンビーバーみたいなイケイケ男子とか、胸よりもお腹が前に出ちゃった白髪おばちゃんとか、いつも見慣れていない人々がたむろしていた。電源席でリンゴ製品のパソコンをいじりながらドギツイ黄緑色のイヤホンをつけているアジア人女子と、ほんの一瞬だけ目が合う。まるで気にも留めない様子で、視線をズラされた。

西日の差し込んだ窓側の席が空いていたので、コーヒーを飲みながら明日からの授業準備でもしようかな。

カウンターに目をやると、接客は2列になっていた。

金髪青目のお姉さんと、黒髪アフロのお兄さんが、ニコニコ顔で注文に応じていた。

そう、こんな感じの。

日本人以外の人とまともに話したことがないとね、全ての外国人が芸能人に見えてしまうんだよ。かっこいいとかブサイクとか関係なく全員「ステキ」ゾーン。

で、いざコーヒーを頼まんとする時。

私の前の列には若者5人が並んでいた。

初めての海外スタバだけど「いつもの」にしよう。列の一番後ろで、注文の「練習」をする。

トールサイズのホットコーヒーください。

これを英語で言えばいいだけ。

注文カウンターまで、あと5人。ドキドキ。

しかしここで、予期せぬ自体が起きた。

……コーヒーって、どうやって頼めばいいんだっけ…?

Next(次の方)!

アフロ男子が手を振り上げ、列が1つ前に移動する。

あれれれ…中学から高校までずっと英語の義務教育も受けてきたのに、いざ話そうとすると話せないという現実。まず、トールサイズってアメリカにもあるのか?

おぉ、あった。うぉ、トールサイズ小さっ!「Gradeが平均です♡」って言いたげなサイズ展開。この人たち一体どんだけの水分量消費してるんだろう?!

で、肝心の「コーヒーください」は…..

・Can I have coffee?

・Can I have a coffee?

・Can I have a cup of coffee?

ええと、どれが正解だっけ??

、、、わからない。冠詞のあり・なしという極めて細かいことで頭がパニックになる。「カップ」じゃなくて「マグ」だったらどうしよう。サイズを表すのは「of」だっけ「with」だっけ?どう言えばいいんだ…ああああああ!!

Neeeext(次の方)!

そうこうしている間に、ひとーり、ふたーり。徐々に列が短くなってく。

列を誘導しているだけのセリフが、トンデモなく威圧的に感じる。

Neeeext(次どうぞ)!

さぁホラあなたは何が欲しいの?!

さぁ!さぁ!!さぁ!!!

ヤバイ、怖い( °ω°; )

ついに私の前は1人になってしまった。

今でもハッキリと覚えてる。

私の前にはもう、1人ぽっちゃり体型の男性が並んでいたんだけど、カウンターは2台あって2人同時対応だから、実質オーダーを受けるのは次の番だったのだ。

Neeeext!(はい次!)

金髪ポニーテールに青い目のお姉さんが手を振り上げる。目の前にいた男性が、もっそりと動き出す。

と同時に、私は身を翻し、逃亡した。何も頼まず。笑

今思えばビビリな話だけど、当時は「公共の場で間違えた英語を話してしまう」のが怖かったんだ。

というわけで私の海外初スタバは大失敗だった。

大失敗というか、もはやチャレンジすらできなかったんだけど。

ここから、私の海外生活は続く……。

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