現地採用でお金を貯めたいなら絶対に固定費を抑えろ!

前回書いたように、シンガポール現地採用(新卒)のお給料は手取りほぼ100%で自由度が高い。

それでフッフーイ!♪って舞い上がりがちなんだけど、どころがどっこい。

2年半の滞在中に、決して野放しの口座が順調に潤ったわけではない。

シンガポールの現地採用でお金を貯めるには、やっぱりそれなりの節約と工夫が必要だった。

なんせシンガポールは、背伸びしてオシャレに生きようとするとお金のかかる国。

交通費やシンガポール屋台(ホーカーセンター)での食事など、生活のインフラとなるものは比較的安く利用できるのに対し、いわゆる娯楽(服、化粧品、お酒など)は値が張る。ペットとかが、良い例かも。日本では当たり前の光景だけど、シンガポールで服着て歩いている犬がいたら、飼い主を3度見くらいしちゃう。私が着てるUNIQLOのカットソーよりもイイもん着てるんだろうな、あのお犬様は。十中八九お金持ちだと思う。

かつて実家の母に「UNIQLOばっかり着てるとその程度の人になっちゃうわよ!」って喝入れられたけど、最近はUNIQLOさえ「高くない?」って渋ってしまう現地採用。まぁそんなことは置いておいて。

今回は、現地採用でもお金を貯めたい人のために!

シンガポール滞在中に何にいくらかかって、一体どれくらい貯金できたのか振り返ってみたい。

ちなみに私はシンガポール内で3度引越しをしておりまして。

出費について語るには住居形態がポイントなので、コンドミニアムのコモンルーム(風呂トイレ・キッチン・リビングを他者とシェア)と、アパートの一室に住んでいた時の2パターンを紹介します(=・ω・=)

さて、気になる生活費の大まかな内訳(1ヶ月)はこんな感じ↓

【コンドミニアムのコモンルームに住んでいた時(目安)】

※住居イメージ
項目シンガポールドル日本円
家賃
S$1,1008万8,000円
光熱費S$2001万6,000円
通信費S$1008,000円
食費S$8006万4,000円
交際費S$4003万2,000円
交通費S$504,000円
日用品S$3002万4,000円
趣味S$5004万円

給料合計(33万円)ー 合計(27万6,000円)=貯金額:5万4,000円

※食費は、朝・食後のコーヒー含む(かなり…汗)

※光熱費・通信費は同居人と平等にシェア。

※日用品はトイレットペーパー、掃除用具、洗濯用品、服、その他雑貨含む。

5万貯まるならイイじゃん!って思うかもしれないけど、ちょっとしたアクティビティ(テニスメンバーとのBBQや海外旅行)が入ってきたら貯金ゼロ。もしくは赤字覚悟。

もうちょっと、余裕を持ちたい。というわけで引っ越しました↓

【アパートシェアの一室に住んでいた時(目安)】

※住居イメージ
項目シンガポールドル日本円
家賃
S$7005万6,000円
光熱費– (家賃込み)
通信費– (家賃込み)
食費S$6004万8,000円
交際費S$4003万2,000円
交通費S$504,000円
日用品S$3002万4,000円
趣味S$5004万円

給料合計(33万円)ー 合計(20万4,000円)=貯金額:12万6,000円

※食費は、朝・食後のコーヒー含む(はい、かなり…)

※光熱費・通信費は家賃込み。外食が増えるがホーカーセンター多様のため、総額は下がる。

※日用品はトイレットペーパー、掃除用具、洗濯用品、服、その他雑貨含む。

家賃を大幅に下げてから、だいぶ余裕が出た。やはり住む場所は大切

趣味の出費内訳は、だいたいこんな感じ↓

  • テニス(ボール持っていくのが礼儀)
  • Kindle
  • 海外旅行
  • ダイビング
  • カメラ
  • サーバー/ドメイン代
  • 映画
  • 手芸
  • その他習い事

実際には友人の結婚式に参列するので急な日本帰国があったり、ちょっとイイなと思った洋服を買っちゃったりして月5万も貯金できない時もあれば、引きこもって20万くらい貯められた月もある。スケジュール次第でかなり振り幅があった。

固定費はできるだけ抑える

上記の比較で明らかな通り、シンガポールの現地採用組で貯金を増やすには、工夫がいる。

まずは何と言っても、固定費を可能な限り削減することである。

1)家賃を抑える

家賃は毎月支払うものだから、できるだけ出費を抑えたいところ。

とはいっても私は初めて住む国の勝手が分からず、2016年渡航したての頃は「最も安全」と言われているコンドミニアムのコモンルーム(S$1,100/月=約8万8,000円)を間借りしていた。光熱費とWi-fi通信量(合計約2万4,000円/人)は、同じフラットに住む他の2人と3分割して出していた。今考えてみたら高すぎだけどね。シンガポールはエアコン代が嵩む。

この時点で、住居に関する出費が11万越え。

固定給はS$4,100(33万円弱)だったので、お給料の1/3も住居に支払っていたことになる。辛い…。

そう長く経たぬうちに、こりゃ全然貯金できないなーってことに気がついた。

なので4ヶ月くらいで、あっさりと住所変更。月の家賃をS$700(5万6,000円)まで下げて、マレー系や中華系の女子たち8人とシェア生活をしていた。光熱費・通信費も家賃込み。これで当初より6万円弱の節約に♪

現地採用で貯金を増やせるかどうかは、住む場所がとても重要ということは否めない。

家賃を抑えるだけで、社会人1年目でもシンガポールで100万円以上貯金することができた

ちなみに「トイレもシャワーも誰かと共同なんて嫌!自分だけのワンルームがいいわ」っていう単身用ワンルームの相場はS$2,500〜3,500(20〜30万円弱)くらい。

新卒現地採用の1ヶ月分の給料と大差ないんだよね。汗

私の場合、一人暮らしという選択肢は最初からゼロでした(=・ω・`=)

2)光熱費を抑える

シンガポールの水道・電気・ガスといった公共料金(SP Service)も、節約ポイントの1つだ。

コンドミニアムでシェアハウスしていた時は、月の光熱費を当時の住居人数(3人)で平等分割していた。それでも1人あたり2万強という驚愕の出費で、シンガポールは無駄に電気代とガス代が高いことを痛感した。高温多湿の環境でクーラーつけっぱなしというのを全部屋がやってしまった暁には、平気で1ヶ月5万とかいう請求がきた。詐欺じゃーん。泣

ちなみに当時は私含め料理好き女子が3人集まっていたので、キッチンのガスコンロとIHクッキングヒーターもフル稼働状態だった。もちろん冷蔵庫もフル。電気代めっちゃ使ってたんだな。

それからこれは愚痴になってしまうけど、隣の部屋の住人が友だちや彼氏を頻繁に泊めるような人だったので、今思い返せば宿泊費とか請求すれば良かったと後悔しているw

なので光熱費が大家さん持ちでない場合は、他の住居人と事前確認した方が良い。リビングなど共有スペースの扱いはどうするか。自分が旅行や一時帰国でシンガポールを離れるときは、その期間の光熱費を免除できるか、など。

アパート暮らしになってからは幸い、光熱費も通信費も家賃込みで、心配のタネになることはなかった。エージェントや大家によっても待遇が異なるので、予め入居前にチェックしておこう◎

3)通信費を抑える

個人使用に関しては、StarHubやSingtelというキャリアを使えば月1万円あれば収まる。

私はそれさえ節約すべく、プリペイドカードを使っていた。誰かとの待ち合わせの時だけONにするようにすれば、S$10で数ヶ月は問題なく使える♪

シンガポールでは主要なMRT駅はじめ、スターバックスやマックなど町中にWi-fiがあるので、ネット環境から疎外されることがあまりなかった。緊急時には会社支給のケータイを使えば事足りたし、政府が提供している「Wireless@SG」というWi-fiインターネットサービスも無料で使うことができる。電話をかけるときはSkypeクレジットを使って格安で済ませていた。

もしくは↓こういった海外で使えるWi-fiのもアリ。

このように、固定給だけでも絞りに絞っただけで、10万円程度の節約になる。

シンガポールは黙っててもホイホイ貯まっていく国ではないのでね…泣

次回は、シンガポール現地採用でも貯金額を増やすコツ(固定費以外)についても書いてみたいと思います(=・ω・=)♪

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