つまらないと言われているシンガポール生活を楽むコツ

海外生活で最も考慮すべきことの1つ、健康。

シンガポールでは最近、口内や手足に真っ赤な発疹ができる「手足口病」やインフルエンザが流行している。といってもマスクをつける文化がないから、風邪引いてる人を見た目で判断しにくい。興味ある人はググってみてほしいんだけど、シンガポールのマスクは真っ白ダースベーダーみたいで格好悪いから、誰もつけたがらない。

ちなみにシンガポールの外来受診のTOP4は、「高脂血症」「高血圧性疾患」「糖尿病」、そしてインフルエンザ含む「急性上気道感染症」と言われている。

しかしその他にも、特に日本人滞在者の間で蔓延っている重病がある。

その名もシンガポール慢性退屈症だ。

「シンガポールどうですか?」

「いやーもう飽きましたね。苦笑」

こういう会話を交わすようになったら末期症状。

今すぐ対策を考えたほうがいい。

今更の疑問「シンガポールってなぜつまらない?」

シンガポールがつまらないと言われる理由は、多くの人がすでに列挙している通りだ。

まず、、国が狭い。

埋立によって拡大し続けているとはいえ、シンガポールは2018年現在、東京23区ほどの大きさしかない。南端のマリーナベイから北上すれば、山手線で一周する時間よりもずっと早くにマレーシアまで辿り着いてしまう。インドネシア然り。船で1時間も進めば、そこはもう異国だ。だから「国内旅行」という概念がなく、休日のアクティビティに限界がある。

第2に、街の景観が代わり映えしない。

東京23区内で電車を乗り回し、駅構内から一歩も出ずに暮らす感じと言えば良いだろうか。どの街へ行ってもレギュラーメンバーはFair Price、Starbucks、McDonald’s、KOIカフェ老曽記(Old Chang Kee)。陳腐で新鮮味に欠けたこの街並みに、辟易とする人は少なくないはずだ。

第3に、気候のメリハリがない。

「日本に行くなら、どの月がおすすめ?」

「うーん、どの季節もそれぞれ綺麗だから難しいなあ。

桜が見たいなら4月だけど、山の紅葉を見たかったら11月も捨てがたいな。2月には北海道が銀世界に一変するよ。」

対して、シンガポールの場合。

「シンガポール行くなら、どの月がおすすめ?」

「いつでもいいと思う。笑」

「航空券が高くなる旧正月前後を避ければ大丈夫じゃない?」

要はいつでもおっけーらー!

シンガポールの気候は年間通して高温高湿と安定しきっている。1週間分の夏服さえあれば、そのローテーションで何年も暮らしていけるだろう。

第4に、黙っていても受信できる情報量が極端に少ない。

これは完全に主観だけれど、久しぶりに日本帰国すると、行き過ぎた過保護ぶりに圧倒される。例えば交通機関を使うだけで、今話題の美術館・映画情報、日々のニュースまでが一挙に目に入ってくる。季節の移り変わりは、銘々に衣替えを促す。「社会は動いてますよ」というリマインダーが点在するのだ。

一方シンガポールの交通機関では、テロや盗難防止対策への促しが断続的に主張されているだけだ。芸術系情報や民間企業広告がないわけではないが、全ての車両を統一されたデザインでハイジャックしてしまうので、分野横断的な情報収集は全く期待できない。

シンガポール生活を楽しむには自発的にならなければいけない

というわけでシンガポールでは、①国の狭さ、②均一化された街並み、③安定した天候、④公共の場で自動的に得られる情報量の限界が合わさり、日常生活が膠着状態に陥りやすい。

じーっと黙っていても、興味関心を惹かれるハプニングが起こりにくいのだ。

従ってシンガポールを楽しむ処方箋は、自発的に行動すること!これに限るんじゃないか(=・ω・=)

先日、シンガポール生活に飽き飽きしている日本人の友人らと飲む機会があった。話を聞くと、口を揃えて日本の方が楽しかったと嘆き始めた。日本では仕事に没頭していて暇になることがなかったとか、季節ごとの楽しみが決まっていたとか、毎週必ず同じメンバーで集まっていたとか、とにかくライフが充実していた模様だ。

しかし外的刺激要因の少ないシンガポールでは、日々のエンタメは、自分自身で発掘しなければ意味がない

日常生活を楽しくできるのは結局のところ自分自身にかかっている。

特に自発的な行動を取らずシンガポールがつまらないと嘆いているのは、自分つまらない人間ですと暴露してしまっているのを同じ気もする。

シンガポールで何より享受すべきは生活のしさすさ、言い換えれば「自分のしたいことに没頭できる環境」だと思っている。語学の勉強や習い事、スポーツなど自分磨きの時間は間違いなく保障されている。ただでさえ国際色豊かな多重人格国家だから、お気に入りのカメラを持って出掛ける”Photo Walk”も処方箋の一つだ。

生活の退屈さを国の責任とせず、面白いことを探すアンテナを常に張り巡らせることができる人こそ、シンガポールを真に楽しめるのではないだろうか。

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