
大学卒業の1年以上前からリクルーティングが始まる、日本の就活事情。
チャラついてた男子たちも、化粧大好きオシャレ女子たちも、一気に葬儀場の参列者みたいな真っ黒集団になる。
あと4年生になって、髪を再び明るく染め始めた同期を見た時の焦りね。
夏休みになっても内定を持っていないと、この世の全てから置いていかれたような絶望的な気持ちになるんだよな。年が変わる前に名門大学への切符を手に入れた推薦組を、指くわえて見ているセンター試験組のような感じで。
日本の就活は、とにかく「よーい、ドン!」で足並み揃える長期戦なのが辛い。
だから余計に焦ったり、気が滅入るんだ…。
一方、シンガポールの就活はメチャクチャ短期戦だった。
年明けからでも間に合う!シンガポール就活スケジュール
私は日本の大学出身だったので、卒業は3月だった。
9月 | シンガポールの求人紹介・就職エージェントに連絡を取るも、「時期が早すぎる」と断られてしまう。 |
1月 | ・シンガポールの就活に再チャレンジ! →英文履歴書/ 日本語履歴書を作って、20社ほどに送りまくる。 →何社か面接まで進めたので、シンガポールへの航空券を購入。 |
2月 | ・シンガポールで面接。 ・大学の先輩などに会ってコネクション作り。 |
3月 | ・最終的に内定をいただく! →ビザ申請や住居探しなどを始める。 ※英文学位証明書の申請、英文成績証明書の申請、住民票の転出も忘れずに! |
4月 | ・ビザの許可が降りる。 →シンガポール渡航! |
実際の就活模様についてはこちら↓に詳しくまとめてあります。
シンガポールの就活は数ヶ月前からが基本
大学卒業の6ヶ月前。
夏休みが明ける前に、私はシンガポールのある海外求人紹介エージェントに連絡を取った。
①そもそも新卒の応募は可能でしょうか。
②就労開始は4月からでも応募可能でしょうか。
気になっていたこの2点↑をメールで送ってみた。
すると、待つこと数日。担当者さんから、このようなメールが返ってきた。
ご連絡いただき有難うございます。
残念ながらシンガポールでは新卒採用の概念がなく
必要なポジションへの適時での中途採用が基本となっているため、
内定後、1ヶ月以内の入社が原則となっております。
メールを受け取った私の眉間にはシワが寄っていたと思う。
「新卒採用の概念がなく」!
「中途採用が基本」!
そうなのか…ガビーン。オワタ。
シンガポール新卒現地採用プロジェクト、1日目にして終了。オツカレサマでした。
しかしメールは、こう続いていた。
日本の大学の新卒の方の場合ですと、
卒業式直前の2月~3月が最短での就職活動開始時期となります。
その時期になられまして変わらず海外転職への想いがございましたら
ぜひ、ご連絡いただければ幸いです。
なんと!
つまり、大学生がシンガポールで就活をするならば卒業式直前の2〜3月(=春休み)が最適ということ。
メチャクチャ短期決戦じゃん!
大学を卒業したら、海外で働きたい。
そう思っていた当時の私の周りには「新卒で海外就職なんて、無謀だよ」とか「まずは日本で経験を積まないと難しいんじゃない?」とか、心配の声が圧倒的に多かった。
だから正直、もう無理かな、なんて挫けそうな時もあったんだけど。
それでもこのエージェントの女性からのメールには、新卒でも頑張ればチャンスがあるよ!と言われているようで、シンガポール就職への想いは次第に募っていった。
そして実際に「その時期になられまして変わらず海外転職への想い」があった私は、再びシンガポール就活にチャレンジ。
しばらくして無事、内定をもらうことができた。
サクッと就活に挑みたい人は、シンガポールで挑戦してみるのもアリかも?
働いてからの経験談は、こちらも参照にしてください。
