だから私はシンガポールで働こうと思った!海外就職先を決める時に考慮した4つのこと

日本を出よう、海外就職しよう!

…と決心したら、さて(=・ω・=)

どの国で就職するか悩むところ。

2017年はついに「アジアで働きたくない国第1位」を匂わせるランキングも現れてきてしまった日本だけれど、そうした風潮に煽られて「とりあえず日本から出られればどこでもイイです!」とエンジン全開で海外逃亡に走ってしまうのは危険だ。

ついこの間も、大学の同期がワーキングホリデーでオーストラリアに飛んだ。コーヒーショップの店員さんだったかな。本人はとても真面目で優秀なのに、なんせ勢いに身を任せて無計画で挑んだ結果、1ヶ月目で精神病んで日本帰国しちゃったらしい…。

焦る気持ちもわかるけれど、就職はいわば人生そのもの。

現実的に、どこの国で働くのが自分にとってベストなのか、腰を据えて考えたいところ。

ちなみに私は海外就職を考え始めた当初、タイのバンコク、インドネシアのジャカルタ、そしてシンガポールの3択で就職先を考えていた。

どこの国も捨てがたかったけれど、最終的にシンガポールを選んだのには、いくつか理由がある。

①生活に十分な給料を貰える

しょっぱなから現実的な話だけど。笑

現地採用でいくら貰えるの?というお金の問題は無視できなかった。

駐在員であれば、派遣手当として、通常よりも上乗せした給料額が支給される。しかし現地採用の場合、お給料は駐在派遣のそれよりも格段に低いのが基本である。

お国、特にシンガポールのように自国民が優秀な国家にとって、現地採用者は「安い賃金で済む外国人労働者」に過ぎない。そのため悲しきかな、何でもかんでも生活用品をガバガバ与えられるわけではない。

少なくともシンガポールでは年末ボーナスさえ一切もらうことはできないし、車や住宅手当、引越し費用など、駐在員にはあれもこれもと与えられるサポートも、現地採用者には適用されないことが多い。

↓よってシンガポールでは、給料によってこんな社会的ヒエラルキーが根付いていると言っても過言ではなく。

駐在員 > 優秀なローカルスタッフ > 現地採用外国人 > その他ローカルスタッフ > 大工・メイドなど

支給されるお給料で、日本への一時帰国の費用を貯めるには一体何ヶ月掛かるだろうか?

海外旅行に行ける余裕はあるかな?

色々考えた結果、私にとってはシンガポールが最も適切なように思えた。

②すぐ日本に帰ることができる

家族がいれば、友人がいれば、たまの一時帰国くらいしたいもの。何か大事があった時も、すぐに飛んでいける距離が良かった。

もし、アメリカ合衆国やヨーロッパで就職してしまったら、ほぼ地球の裏。頻繁に日本へ帰るには遠すぎるし、時間も航空券代も更に必要となる。

加えて当時は欧米の情勢も思わしくなかったしね。テロとか。やはり新卒で就職するには、日本から近いアジア圏が望まく思えた。

シンガポールであれば、6時間ほどあれば日本に帰ることができる。両国間の時差も1時間のみ。頭と身体に優しい。

今年はシンガポールから沖縄への直行便も開通し、ますます空の移動が便利になっているみたい。というわけで利便性も外せないキーワードだった(=・ω・=)

③英語が通じる

街をふらふらと歩いていて理解できるシグナルがあるかどうかは、それなりに重要な要素だと思う。

実際に英語が通じない(公用語・実用語でない)東ティモールとドイツでは、とても苦労した。

ニュースや新聞を見ても内容を掴めないし、建物の「入り口」と「出口」がわからない。レストランのメニューが何だか検討がつかないし、映画を観ても英語字幕がなくちゃついていけない。言語が通じないことは、そんな些細なレベルで日々のストレスになり得る。

それに、自分が理解できない言語で周囲の会話が進んでいると、自分だけ取り残されているかのような焦燥感にも駆られる。日々吸収できる情報量が極端に少なくなってしまうんだ。

新しい言語に触れるのはいつだって楽しいけれど、ビジネスで英語が通じるか通じないかは、別問題だった。英語が通じる国がいい!

シンガポールでも新しい言語を学びたければ中国語があるからと、言語に関しては冒険よりも安全路線を優先させた。

④生活水準を日本より落とさなくても良い

一言で「アジア圏」と言っても、「清潔な水が出る」「食事でお腹を下すことがない」「定期的な停電・断水に見舞われない」「インフラが整備されている」「野犬に噛まれる心配がない」「日没後に女子1人でも出歩ける」などは大切な精神安心剤は多岐にわたる。政治情勢や経済状況などもしっかりと考慮すべきだろう。

日本で暮らしていると意識することは少ないかもしれないけれど、上記のような安定剤が全て揃っている日本やシンガポールのような国は、世界的に見れば奇跡のようなものである。

現地採用は実質終身雇用のため、基本的には雇用主から「自分の国に帰ってください」と告げられる期限がない。

短期間派遣などで最初から終わりが見えているのであれば、もっと刺激的な国を選択していたかもしれないけれど、無期限雇用の仕事とシンガポールの整った環境は好印象だった。

以上、私がシンガポール就職を決断したときに外せなかったリスト4点でした(=・ω・=)

外せないポイントは十人十色なので、上記のリストはあくまでも参考になれば嬉しいです♪

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